report

2019.08.30

「顔募集」レポート

《まさゆめ》では2019年3月26日(火)より6月30日(日)まで、年齢・性別・国籍問わずひろく世界中から、空に浮かぶ “顔” 候補の募集をおこないました。正面、右側面、左側面、背面の4方向から撮影した顔写真を用意するだけで誰でも応募できる特設WEBページを設けたほか、目[mé]のメンバーとともに街へくり出し、道ゆく方に直接お声がけして撮影する「顔収集ワークショップ」を都内近郊各地で実施しました。

応募者に口頭でたずねた限りでは、年齢は1歳に満たない赤ちゃんから90歳代まで、国籍はインド、タイ、台湾、韓国、中国、アメリカ、ギリシャ、フィリピン、ロシア、パキスタン、ドイツ、ポルトガル、ブラジルなどからご参加いただきました。また、さまざまな方の多大なるご協力のお陰で、顔収集活動自体も東京にとどまらず、埼玉県、秋田県、岡山県、大分県、ベトナム、リトアニアにまでひろがりをみせ、予想を上回る1,000人以上の人びとにご応募いただくことができました。集まった顔はお一人づつ丁寧に拝見し、顔候補選定の資料として大切に扱わせていただきます。

ご応募くださった方、足をとめてお話をきいてくださった方、会場のご協力をいただいた方、顔収集活動にご参加くださった方、他にもさまざまなかたちでお力添えいただいたみなさまに、この場を借りて心よりお礼申し上げます。実際に顔が浮かぶその日まで、プロジェクトはまだまだ進行中ですので、ひき続きご注目ください。

3ヶ月におよぶ募集期間のあいだ、顔候補に応募することはどのような機会として人びとにひらかれていたのでしょうか。最後に、締切にあたり目[mé]から寄せられたメッセージを引用し、今回のレポートを締めくくります。

文: 村田萌菜(まさゆめ事務局)
英語翻訳: 河西香奈、河西明範 [Kana Kawanishi Art Office合同会社]


瞬く間に過ぎ去ってしまうような日々の中で、何かをかえる瞬間が訪れることがある。 何故か大事だと思って覚えていた、偶然にみた夢。これがもし色んな人の思いと接続できるなら、真っ先にそのことを中学生の私に伝えたい。2020年まで、空に浮かぶのは“私”かもしれない、浮かんだ後も、“私”だったかもしれないと、ずっと思い続けられること。大げさな言い方になってしまうけど、まさに夢の中の出来事のような、まるで奇跡のような募集だと、あらためて思います。そんな可能性に今日この日まで、挑戦していただけます。

目 [mé] アーティスト 荒神明香

世界中の人が目にする東京の空に浮かぶ顔が、自分であるかもしれない。そんな、壮大な予感を持って2020年の夏を迎えるチャンスが今日をもって終了する。もう、後にも先にも二度とない機会。意味も立場も何もかも越えて、言葉にできないような光景に向かう多くの意志が集まって欲しい。“自分かもしれなかった。” この実感を持って2020年の東京に出現する光景を分かち合いたい。

目 [mé] ディレクター 南川憲二

「顔募集」実施概要

募集期間 2019年3月26日(火)〜 6月30日(日)
募集方法 WEBサイト、顔収集ワークショップ、各地の顔収集活動

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